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チェルシー=ダービーのティーカップ、コーヒーカップ、ソーサーの大変希少なトリオです。

英国の最も古いメーカーのひとつであるロンドンのチェルシー窯(1745-69年)は、フランスのセーブル磁器などを優れた技術で模倣し、18世紀の英国では唯一ラグジュアリーウェアの生産で高い評価を得ていました。1770年にダービー窯(1750-1848年)のオーナーだったJohn Heathと、そのビジネスパートナーで元チェルシーのデコレーターであったWilliam Duesburyがチェルシーを買収、その後チェルシーとダービー2つの拠点で並行して磁器の生産がおこなわれた約14年間をチェルシー=ダービーとしています。

もともとダービー窯では質の良い軟質磁器を製造しており、見かけは硬質磁器と遜色ないほど薄く滑らかなものでしたが、チェルシー窯の買収以降はさらに生地と釉薬の改良が進み、イングランド最高品質と呼ばれるまでになりました。

当作品もやや緑グレーがかった色の軟質磁器ですが、薄手で軽く、弾いた時に高音の澄んだ反響音があります。カップ下方とソーサー中央にはスパイラル状のモールド加工を施し、コバルトのボーダーに金彩で装飾。カメオとガーランドのクラシカルな絵付けは、ローマの古代遺跡に影響を受け洗練されたデザインを確立させたスコットランド人建築家・Robert Adam(1728-92年)のスタイルを思い起こさせるものです。

大手では2003年にロンドンのクリスティーズで同図案が競売にかけられています(下記のリンク参照)。3点揃い、さらにダメージのない状態で市場に出るのは珍しく、チェルシー=ダービーの非常に良い作例ですので、ご興味のあります方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

http://www.christies.com/lotfinder/Lot/a-chelsea-derby-sugar-bowl-and-cover-a-4210123-details.aspx

状態: 大きなダメージや修理箇所等ございません。ソーサー裏の糸切り部分に削れ(写真参照)、経年による若干の金彩の擦れ等は見られるものの、年代を考慮すると大変良い状態で残っている作品です。
年代・裏印/Year: 1775年頃 ゴールドでチェルシー窯のアンカーと、ダービー窯のアルファベット「D 」のジョイントマーク
サイズ/Size(cm): ティーカップ=直径約7.8、高さ約4.9 コーヒーカップ=直径約6.4、高さ約6.4 ソーサー直径約13.4、深さ約3
価格/Price: ご売約済み

チェルシー・ダービー、トリオ

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