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Liberty & Co

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リバティ (Liberty & Co) は、1875年、アーサー・レイゼンビー・リバティ (Arthur Lasenby Liberty 1843-1917) によってロンドンのリージェントストリートに設立されました。日本をはじめとした東洋からの輸入装飾品、布地、オブジェなどを販売し人気店となり、近隣の物件を次々に買収。1884年にはアパレル部門を開設、翌年には家具の販売を手掛けるなど順調に事業を拡大していきました。

1880年代から1990年初期にかけ、産業革命によってあふれた安価な粗悪品の大量生産を批判し、手作りに回帰せよ、生活と芸術の一体化を!と主張する美術工芸運動=アーツ&クラフツが欧米各国で盛んになります。これに目を付けたリバティは、まず、シルバーやメタル製の日用品に独特のデザインを取り入れていたドイツの会社、WMFの商品を中心に輸入を開始。その後、より大きな利益の拡大を図り、1899年に新たに立ち上げたシルバー・ピューター製ジュエリー&日用品部門で、自社製品の生産を決意。様々なデザイナーや職人のプロデュースにより、リバティならではのアーツ&クラフツ様式を確立しました。今回のペンダントは、この時期のリバティの主要デザイナーだったアーチボールド・ノックスの作品です。

アーチボールド・ノックス (Archibald Knox 1864-1933):スコットランド人の両親のもとに生まれたイギリス・マン島出身のデザイナーで、彼の実用的かつスタイリッシュなデザインは、アーツ&クラフツ、アールヌーヴォー、モダニズムの架け橋となり、その後の工芸美術に多大な影響を与えました。また、自らのルーツであるケルト文化の復興運動にも力を入れていた彼のデザインには、ケルト文様を取り入れたものが数多く残されています。リバティのためにデザインした作品はジュエリーのみならず、ティーセット、インクスタンド、カトラリー、時計、フォトフレーム等、数百点に及び、リバティ創設者A・Lリバティの墓石の設計も手掛けました。当時はデザイナーの名前は伏せられていたため、サインが記されたものはほとんどありませんが、残された原画やレファレンスブックから、彼の前衛的でケルト愛に溢れるを作品を見ることができます。

ご紹介のペンダントは、打ち出ししたシルバーにケルト文様の組紐 (始まりと終わりがわからない一筆書き) を思わせるラインをあしらい、中央に鮮やかな青と緑のエナメルを施した作品です。同じものが「The Designs of Archibald Knox for Liberty & Co」 A.J Tilbrook著 186ページ、「Jewelry & Metalwork in the Arts & Crafts Tradition 2nd edition」 Elyse Zorn Karlin著 107ページに掲載されており、ノックスのデザインであると確認できる作品の一つとなっています。


品番 / Ref No.

LBC-001

状態 / Condition

左下のエナメルに極わずかな剥げがあるものの、その他ダメージ等なく良好な状態です。経年による細かい傷等はご容赦くださいませ。追加写真のご希望はご遠慮なくお問い合わせください。

ホールマーク / Hallmarks

Liberty & Coのメーカー刻印と「SILVER」

サイズ / Size (cm)

チェーンの長さ約46㎝ 重さ約14g

価格 / Price

280,000円 (送料込み)