とても珍しい印のマイセン・ティーボウル&ソーサー、1730年頃の作品です。
金彩、アイアンレッド、ラスター彩で装飾されたパネルに繊細な筆遣いで描いた人物や景色は、300年近い時を経ても尚、当時の様子が生き生きと蘇ります。
杖に蛇が巻き付いたようなティーボウルの裏印は、中国からの輸入磁器の窯印を模したもので非常に珍しく、「アスクレピオスの杖」や「マーキュリーの杖」などと呼ばれています。使用期間は1720年から1730年頃で、現在市場で見かけることの少ない希少品のひとつです。
ソーサーは染付の双剣マーク、擦れてしまっていますが、ティーボウル、ソーサー共に数字の「32」というギルダーナンバーが記されていたあとがあり、ティーボウルのフットリムに「**」、ソーサーのフットリムに「/*」の成形師マークがあります。
品番 / Ref No.
CN18-30
状態 / Condition
大きなダメージ、修理箇所等ございませんが、淵周りにあったと思われる金彩模様が擦れて無くなっています。ソーサーの絵の部分にもやや擦れが見られます。
年代・裏印 / Backstamp
上記に記載
サイズ / Size (cm)
ティーボウル直径約7.4、高さ約4.4、ソーサー直径約12
価格 / Price
480,000円(送料込み)